以前、YouTubeで話題になっていたスーザン・ボイルさんのCDが発売されると記事になっていました。
スーザン・ボイルさんが最初に歌ったのはレミゼの I Dreamed a Dream(夢やぶれて)という曲ですが、その次に歌ったのが、あのロイド・ウェイバーのCATSのメモリー....。
私にとっては、すごぉ〜く、懐かしい曲ですが、大好きな曲の1つでもあります。
もし私がアンドリュー・ロイド=ウェバーという人を知らなかったら、演劇の道にも進まなかったと思いますし、イギリスに行く事もなかったと思っています。後悔はしていませんが...。
ウェバーの作品としては、このCATSの他に「オペラ座の怪人」「エビータ」「ジーザス・クライスト・スーパースター(イエス・キリスト・スーパースター)」「アスペクツ・オブ・ラブ」など、他にも多数あり、その殆どが劇団四季が上演権を持っています。
また過去には来日ミュージカルとして「スターライト・エクスプレス」が2度、日本で上演していて、私は初演の大阪と再日の横浜公演を見ています。この作品はローラースケートを履いてミュージカルを行うという大規模なもの。さすがに再日公演の時は銀座の歩行者天国で出演者が役柄に扮してプロモーションしていたのには驚きましたが。
80年代後半から90年代初期にかけて、日本のミュージカル界にウェバーブームとも言えるような疾風があったのですが、そのキッカケとなったのが、「スターライト・エクスプレス」と劇団四季の「CATS」
この頃すでに、四季はエビータやジーザスは過去に上演していましたが、立て続けにオペラ座の怪人とアスペクツ・オブ・ラブを上演。
私個人的には四季のオペラ座とアスペクツは失敗作だと思っていますが、集客あるんですよね...何故でしょう?
但し、劇団四季のCATSについては、正直、すごい!!...と思う!
たぶん世界中のCATS作品の中でもトップクラスだと思う。
CATSという作品は、ロンドン版やブロードウェイ版などいくつかのバージョンがあるのですが、それぞれプロット部分や楽曲は同じでも、訳や解釈が違う所がいくつかあります。
まぁ娼婦猫を扱うわけですから、「娼婦」という捉え方が国によって違うのは当たり前ですけど。
海外で上演されたCATSでキレイに書かれている作品はDVDなどでも販売されていますが、文化意識の違いもあって、作品の要旨ともとれる部分の浮き出し方がそれぞれ違っています。
当然、海外で上演されたCATSをそのまま日本語直訳しても、劇団四季のCATSにはならないのです。
今回、スーザン・ボイルさんが歌っているメモリー (Memory)という曲は、年老いた娼婦猫「グリザベラ」の生きてきた記録。
娼婦猫という寂しさと孤独、老いて死期せまる最後の心。天上への旅立ち。
CATSの作中、この曲は数回、異なる歌詞で出てきますが、この曲調や詞、使い方、舞台機構の変化で最後に見えてくるものが違ってくると思います。
もしかしたら、スーザン・ボイルさんがこの曲を選曲した理由は、グリザベラのような、一人でいることの寂しさと孤独から、最期に皆に認められて、新たな違う世界に行けるという夢を、曲に重ねたのかもしれませんね。
【関連リンク】
・Susan Boyle プロモーションサイト
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メモリー (Memory)作詞:Trevor Nunn after T.S.Eliot
作曲:Andrew Lloyd Webber
日本語詞:浅利慶太Memory あおぎ見て月を
思い出をたどり 歩いてゆけば
出逢えるわ 幸せの姿に 新しい命にMemory 月明かりの中 美しく去った
過ぎし日を思う 忘れない
その幸せの日々思い出よ 還れ街の灯は 消え去り 夜の終わりが
古き日は去り行きつつ 夜明けが近づくDay light 夜明けと共に
新たな命を 日はもう昇る
この夜を思い出に渡して
明日に向かうの木洩れ陽は輝き 光が溢れる
花のように朝が開く 思い出は去るお願い 私にさわって
私を抱いて 光とともにわかるわ 幸せの姿が
ほら見て 明日が
【関連リンク】
・劇団四季 作品紹介(ステージガイド) キャッツ 2009年11月11日開幕
(於:キャノン・キャッツ・シアター 神奈川県横浜市西区高島1丁目 みなとみらい21地区57街区)
・劇団四季ブログ
・ヨコハマ経済新聞
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